見やすく伝わるホームページ制作|MUDアドバイザーが実践するユニバーサルデザイン【M’s Factory 横浜】

見やすく伝わるホームページ制作|MUDアドバイザーが実践するユニバーサルデザイン【M’s Factory 横浜】

「ホームページを作ったけれど、なぜか反応がない」
「アクセスはあるのに問い合わせにつながらない」
そんなご相談をいただくことが増えています。

私は M’s Factory でホームページ制作を行うなかで、単に“おしゃれで今っぽいデザイン”を作るだけでは成果につながらないことを何度も実感してきました。
その理由のひとつが、「見る人への配慮」が十分にされていないデザインが多いからです。

私が重視しているのは、誰にとっても見やすく、伝わりやすいデザイン
そしてその考え方の基礎となっているのが、私が取得した MUD(メディア・ユニバーサルデザイン)アドバイザー の資格です。


目次

「見えにくさ」は、誰にでも起こりうること

まずは数字から見てみましょう。
日本の 65歳以上の人口は約3,624万人(総人口の29.3%)
3人に1人以上が高齢者です。

加齢に伴って起こる 老視(老眼) は避けられず、
60歳以上の約9割 が「文字が見えにくい」と感じているというデータもあります。

つまり、“おしゃれな小さい文字”“薄いグレーのテキスト”などは、相当数の人にとって「見えない」に近いものなのです。


「伝わると思っていたデザイン」が、伝わらなかった

私がMUDアドバイザーの資格を取ろうと思ったきっかけは、ある地域イベントの制作を担当した時のことでした。

地元で行われるチャリティイベントのチラシとホームページを制作したのですが、
配色にこだわり、トーンを統一したスタイリッシュなデザインに仕上げました。

完成後、主催者の方々に配布したところ、数日後に年配の方から電話がありました。
「せっかくの素敵なイベントなのに、日程と会場名が読みにくくて分からなかった」と。

その言葉を聞いた瞬間、頭をハンマーで叩かれたような気がしました。
「自分が“伝わっている”と思っていたデザインが、実際には伝わっていなかった」――その現実に気づいたのです。

「デザイン=自己表現」ではなく、「情報を受け取る相手への思いやり」こそが大切。
それをきっかけに、見やすさと伝わりやすさを体系的に学びたい と思い、MUDアドバイザーの資格を取得しました。

MUDアドバイザーとは?

「MUD」とは Media Universal Design(メディア・ユニバーサルデザイン) の略で、
年齢や性別、国籍、視覚特性などにかかわらず “誰にでも情報が正しく伝わる” メディアを目指す考え方です。

その実践的な知識と評価スキルを持つ専門家が、MUDアドバイザー
一般社団法人メディア・ユニバーサル・デザイン協会が認定しており、
印刷物・Web・映像・サインなど、あらゆるメディアの「見やすさ」「分かりやすさ」「使いやすさ」を評価・改善できる資格です。

MUDアドバイザーは、色覚特性や加齢による視力変化を考慮したデザイン基準を学び、
実際の制作現場でその知識を活かしながら「伝わるデザイン」を提案します。

私自身もこの資格を取得することで、
それまで感覚的に行っていたデザイン判断に“根拠”を持つことができるようになりました。
たとえば、コントラスト比、文字サイズの最小基準、視線誘導の動線設計などを意識的に設計するようになり、
「きれい」だけでなく「見やすい・伝わる」サイトづくりが可能になりました。


数字で見る“見えにくさ”の多様性

見えにくさは高齢者だけの問題ではありません。

例えば、日本人男性の約5%(20人に1人)女性の約0.2%(500人に1人) は先天的な色覚特性を持っています。
人数にすると 300万人以上
さらに、加齢や病気によって後天的に色の見分けが難しくなる人を含めると、数百万人規模 に達します。

「赤と緑の区別がつきにくい」「背景と文字のコントラストが弱くて読めない」
そうした困りごとは、特別なことではなく、誰にでも起こりうる日常の現象なのです。


MUDアドバイザーの視点を、Web制作に

MUDアドバイザーとしての学びをホームページ制作に取り入れることで、
私は以下のような点を常に意識しています。

  • 高齢者にも読みやすい文字サイズ・行間の設計
  • 色覚多様性に配慮した配色(赤+緑などを避け、明暗のコントラストを確保)
  • 重要情報を視線の動線上に配置するレイアウト
  • スマートフォンでもストレスなく読めるUI

これらを実践することで、見た目が整うだけでなく、ユーザーが迷わず行動できるホームページ に仕上がります。
実際、読みやすさを意識したリニューアル後に「問い合わせが増えた」「予約がしやすくなった」といった声を多くいただいています。


「見やすさ」は成果を生む第一歩

  • 日本の高齢者人口:3,624万人(29.3%)
  • 60歳以上の約9割が「文字の見えにくさ」を感じている
  • 日本人男性の約5%、女性の0.2%が色覚特性を持ち → 数百万人規模

これらの数字は、「見やすいデザインを意識すること」がいかに重要かを物語っています。
誰にでもやさしいデザインは、結果的にすべての人に伝わるデザインになります。

M’s Factory では、MUDアドバイザーの資格を活かし、
「おしゃれ」と「見やすさ」を両立させたホームページ制作を行っています。

デザインを整えることはゴールではなく、“伝わる”ためのスタート
あなたの想いを、より多くの人に届けるためのサポートをさせていただきます。

👉 [M’s Factoryへのお問い合わせはこちら]

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